研修制度で海外へ

Overseas Training

「できればいい」ではなく
「しないと生き残れない」時代が
すぐにやってくる。

大川 恵

海外研修生(シリコンバレー)
2008年入社

海外研修制度を活用しようと思ったきっかけは、海外の知見も視野に入れたビジネスは、「できればいい」ではなく「しないと生き残れない」時代がすぐにやってくると思っており、研修制度を活用して肌で触れたかったからです。

契機となったのは、本社における火災保険の推進業務経験です。入社後、損害サービス3年、リテール営業4年と、様々な経験をさせていただきましたが、特に本社に着任してからの商品推進業務では、経験が長くなるにつれアイデアや思考回路が凝り固まってくることに気付き、悩みました。

既存のビジネスモデルに捉われず、新たなビジネスモデルを構築できるようになるために異なる文化・価値観のもとで、広い視野を身につけたいという思いが募り始め、さらには周囲を味方にし、巻き込みながら、自分が主体となって事業を動かしていける力も身につけたいという思いから、海外研修制度を活用しました。

研修を経て
「0から1にすることの難しさ」
「個の魅力の大切さ」 に気づいた。

海外赴任先はシリコンバレー。研修中の業務は、海外スタートアップ企業との提携による新規事業の創造を行う「ビジネスデベロップメント活動」が中心でした。具体的には、海外スタートアップの技術やビジネスモデルを把握し、事業会社関連部署が抱える課題や取り組みに結びつけられないかを、事務会社と一緒に検討していきました。
海外研修を経て、多くの気付きがありましたが、特に印象に残っていることは2つです。
1つ目は、0から1にすることの難しさ。
シリコンバレーに正解が転がっているのではなく、イノベーションの種を主体的に考え、見つけ、スタートアップと一緒に正解を「作っていく」ものであることを実感しました。そして、何もないところから正解を考えることがいかに難しいかを実感しました。
2つ目は、個の魅力の大切さ。
シリコンバレーで特徴的なのは、企業対企業というよりは、個々の持つネットワークでエコシステムが形成されていくということです。スタートアップと一緒に正解を作っていくという意味でも、個の魅力を増すことが大切だと感じました。特に「この分野なら誰にも負けない」というようなプロフェッショナリズムを持つ必要があると実感しました。

自分の魅力を高め、納得のいく働き方へ。

現在は、社会課題の解決に資する新しい商品・サービスを企画検討していく部署で、海外赴任先で学んだデザイン思考や人とのつながりが、とても役に立っています。
海外研修制度を活用する前の語学力は簡単な日常会話をする程度でした。今後も情報をアップデートしていく上で語学力の向上はもちろんのことですが、「自分はどんな思いで何を伝えたいのか」という軸を持ちながら今の自分に足りないものを磨き上げ、個の魅力を高めていき、自分が納得いく働き方をしたいと思っています。

※掲載されている内容は、取材当時のものです。

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