ITでビジネスを加速させる。

二木 和彦

IT統括部 デジタルITグループ(※取材当時)
2014年入社

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「私の未来」

ITから新しいビジネスモデルを創出できる人財に。

取り巻く環境に目を向けると、子どもの頃や学生時代からネットやPCのある環境で育ったデジタルネイティブ世代が消費の主役になりつつあり、今後は誰もがITを当たり前に活用する社会が到来することが予想されます。保険会社も従来の商品部門や事務部門などのビジネス部門とシステム部門という明確な区分け・概念が希薄化し、新しいビジネスを創出するためにはITスキルが必要不可欠になるでしょう。このような保険ビジネスの転換期において、IT人財だからこその着眼点でお客さまに新しい価値を提供し、新しいビジネスモデルを創出できる人財を目指します。将来的には、当社が今後もお客さまから第一に選ばれる存在になれるよう、会社全体のIT戦略をリードできる人財になりたいと思っています。

損害保険の業務を支える
システムの重要性を痛感

私は入社以来、システム開発の仕事に携わってきました。具体的にはお客さまに保険契約の継続時に記入いただく申込書を作成するシステムや、代理店の方々が使用するオンラインでの保険契約申込システムの開発を担当しました。保険契約申込システムでは入力いただいた契約内容に応じて保険料を自動算出します。この保険料計算に誤りがあると、お客さまはもちろん、是正対応をする代理店や営業部門の社員など関わる全ての人達に迷惑をかけてしまいますし、本来安心を提供すべき立場である当社に対する信頼も低下してしまいます。そのため、品質の高いシステムを開発することを常に心がけていました。品質の高いシステムを構築するためには保険知識とITの知識が必要不可欠です。商品部門や事務部門などのビジネス部門が真に求めていることを正確に理解してITの目線でどのように実現するか提案する。保険会社のIT部門だからこその楽しさ・やりがいがあると考えています。

“業務を処理するIT”から
“価値を提供するIT”へ

保険業界において、過去には主に業務の効率化を目的としたシステムが導入されていました。しかし、近年は、顧客ニーズやビジネス環境の変化に対応するため、ITシステムにおいても業務処理のみならず価値提供することが重要なポイントとなっています。例えば、当社グループが世界的にも先駆的に取り組んできたテレマティクス自動車保険がその一つです。データ・デジタル技術を活用して、従来の「事故の後の保険」としての価値だけではなく、「事故を未然に防ぐ」」「万が一の事故時には影響を減らし、回復を支援する」という新たな価値をお客さまへ提供しています。このように、業務を処理するITから、価値を提供するITへとシフトすることは、保険業界においては重要なトレンドの1つです。当社が業界No.1の損保会社になるためには、IT部門の視点で新技術のR&D※活動を不断で実施して蓄積された知識やノウハウを基に、新しいビジネスの創出をサポートすることが重要となります。

※R&D:Research(研究)&Development(開発)の略

インシュアテックを活用して
保険業界のゲームチェンジャーに

インシュアテックとは保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。近年は気候変動や技術革新の加速、ライフスタイルの変化等、従来と比較にならないスピードで事業環境が変化しており、将来の予測が困難な「VUCAの時代」とも言われています。お客さまの消費行動も、モノ消費からコト消費に変化・拡大しており、それとともに、保険のあり方も、顧客ニーズに合わせたパーソナライズ型の「私だけの補償」へ、販売チャネルも従来型の対面販売からスマートフォンから手軽に入れる「易さ」が重要になってくることが予想されます。こうした環境の変化に柔軟かつスピーディーに対応できる可能性があるのがインシュアテックです。
インシュアテックを活用して消費者ニーズに沿った新たな商品・サービスを開発し、お客さまがこれまで経験したことのない“感動体験”と“付加価値”を提供して「保険業界のゲームチェンジャー」になれるよう業務に取り組んでいます。

PROFILE

二木 和彦

2014年入社。理工学部経営システム工学科卒。自身の経験から、保険業界に絞って就職活動し、ITの力で保険会社を支えたいという思いからシステム採用コースを志望。当社IT部門先輩社員の熱意と情熱に惹かれて入社を決意。入社後はグループ会社のMS&ADシステムズ社にてキャリアをスタートし、2022年からIT統括部へ。

座右の銘
「七転八起」。
何度失敗しても挫けることなく努力を続け、
目標達成に向けてチャレンジし続けることを心がけています。
自分を一言で表すと
ポジティブだと思います。
叱咤=激励とポジティブにとらえ、
楽しく業務に取り組んでいます。
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