さらに専門性を高め、
新たなビジネス創出に貢献する。

社員インタビュー 01

さらに専門性を高め、 新たなビジネス創出に貢献する。 さらに専門性を高め、 新たなビジネス創出に 貢献する。

人財育成

吉野 航

デジタルビジネスデザイン部 データソリューショングループ

大学院派遣制度とは

次世代幹部候補の養成、並びに他産業の優秀な人財との交流による幅広い視野を養うことを目的とした一橋ビジネススクール(HUB)への社員の派遣や、当社データサイエンス領域を牽引できる人財の育成・輩出を目的とした滋賀大学大学院データサイエンス研究科へ社員を派遣する制度です。これまで、数十名の社員を派遣してきました。派遣後は、経営企画や人事などの本社部門や、海外領域やマネジメント領域など、様々な領域で活躍しています。

QUESTION 01

「大学院派遣制度」を活用した経緯と理由は?

損害保険分野でのデジタルデータの活用に興味を持ち、入社の際、データサイエンスコースを選択しました。データサイエンスコースは、当社のデータ活用戦略を担うデータサイエンティストの人財育成を目指したコースです。入社後、経営企画部データソリューション室に配属されました。室内の分析環境の整備や社内の蓄積分析環境の構築などの業務に携わる中で、大学でデータサイエンスそのものを専門に学んでいなかったこともあり、データサイエンス能力の低さを痛感することが多く、データサイエンスのスキルを高める必要性を感じていました。

新卒のデータサイエンスコースで入社した社員の多くが、大学院修士課程または博士課程を修了していたため、学術的な研究活動に関する経験不足が、データサイエンスのスキルを高める上での阻害要因になっているのではないかと思うようになりました。入社当初から、大学院派遣制度の中に滋賀大学大学院データサイエンス研究科への派遣があることは知っていましたが、当時、まだ入社3年目だったので、挑戦しても難しいと感じていました。ただ、当社には「挑戦したい」と声をあげると、応援してくれる雰囲気があり、挑戦を決意しました。実際、上司・先輩の応援もあり、希望が叶いました。

吉野 航

QUESTION 02

「大学院派遣制度」で学んだこと、活かしていることは?

滋賀大学大学院データサイエンス研究科で2年間、データサイエンスの方法論やAI・機械学習に関する知識、モデル構築・データ分析スキルを習得するとともに、データを活用して新たな価値を創造する力を培うことができました。データサイエンスを基礎から体系的に学べたことで、スキルアップはもちろん大きな自信にもつながりました。データサイエンス研究科には、さまざまな業界から派遣されてきた方がいましたので、各業界でのデータ活用方法や業界知識に触れる機会が多々あり、とても貴重な経験をすることができたと思います。

2年間の派遣が終了して戻ってきたばかりですので、これから実際の業務に活かしていきたいと考えていますが、当社のデータサイエンティストとしてさらにスキルアップするためには、当社が保有するデータにもっと詳しくなることが重要であると感じています。データサイエンティストは、当社のような「事業会社のデータサイエンティスト」と「コンサルティング会社のデータサイエンティスト」に大別することができます。当社が保有するデータに最も詳しいことが「事業会社のデータサイエンティスト」の強みであり、「コンサルティング会社のデータサイエンティスト」にはないものだと思っています。当社の保有するデータに精通することが次の課題です。

吉野 航

QUESTION 03

今後、挑戦したいこと、身につけたいスキル、キャリア目標は?

現在、新設されたばかりのデジタルビジネスデザイン部データソリューショングループに所属しています。デジタルビジネスデザイン部は、当社が掲げるCSV×DX*というコンセプトに基づきデジタルの力で新しい価値を創造する部署です。例えば、当社が保有する膨大な国内外の自動車走行データ(テレマティクスデータ)を最大限活用し、次の柱となりうる新しいサービスやソリューションの創出を目指しています。

今後は、大学院派遣で得たデータサイエンスのスキルを活かして社内に還元することが目標です。当社にはテレマティクスデータに限らず、膨大なデータがあります。当社の豊富なデータアセットを活用し、新たなサービスやビジネスの創出に貢献できたらと思います。データサイエンスは常に進化・発展し続けている分野のため、AIやIoTといったデジタル技術も含め、知識のアップデートやさらなるスキルアップに取り組んでいきたいです。将来的には、資産運用分野でのデータサイエンスの活用にも興味があり、資産運用分野でのデータサイエンス活用を推進できる人財も目指したいと思っています。

*CSV×DX:最先端・独自の技術やデジタルデータの活用、特色あるパートナーとの協業により、お客さま・地域・社会が真に求める新たな価値を提供していくことで、国内外のあらゆる事業を通じて、お客さま・地域・社会とともに社会・地域課題の解決にグローバルに取組むこと。

吉野 航

QUESTION 04

社内や求職者の方へのメッセージをお願いします。

当社では、営業・損害サービス部門と本社部門をまたいで職場経験ができる制度「かけはしプロジェクト」や本社、グループ・関連会社各部の特定部署への応募が可能な「ポストチャレンジ制度」など、社員のキャリア形成を支援する制度が整備されています。海外の現地法人で1年間にわたり実践的な業務に携わる「海外派遣研修制度」もあります。本社に限らず、全国の支店・支社まで広く門戸が開かれているのが当社の特徴です。

当社のキャリア支援制度を知らなかった方は、ぜひこの機会に調べてみてください。少しでも興味があると感じた制度があれば、積極的にチャレンジしてみてほしいと思います。仮に挑戦が失敗に終わっても、その過程で得られた知見・経験は決して無駄にならないと思います。諦めずに頑張ってほしいと思います。

当社はキャリア支援のための社内公募制度が充実しています。個性豊かな社員の挑戦を周囲が快く応援し、良い意味で上意下達でない風土が当社の魅力の一つです。当社への求職を志望する方も、ぜひ当社のさまざまなキャリア支援制度に目を向けてもらえたらと思います。

吉野 航