AI活用による社会問題の解決を目指し、
新たな商品やサービスの開発に挑む。

社員インタビュー 07

AI活用による社会問題の解決を目指し、 新たな商品やサービスの開発に挑む。 AI活用による社会問題の解決を 目指し、新たな商品や サービスの開発に挑む。

人財育成

郷 智洋

人事部人財革新グループ (兼務 未来戦略創造部)

海外派遣研修制度とは

社員のキャリア形成支援につながる人財育成施策の一つとして、当社海外現地法人や海外取引先企業などでの実務的なOJTや大学などでの学習を通じて、国際コミュニケーションや関係者との調整力・交渉力、グローバルな視点などを培う制度です。海外派遣研修制度を通じて、グローバル事業におけるキャリア形成と実務経験の機会を提供しています。

QUESTION 01

「海外派遣研修制度」を活用した経由と理由は?

海外派遣研修制度(社内公募)に応募し、イノベーション人財の取組みを評価され、選出されました。イノベーション人財といいますのは、CSV×DX取組みのフロントランナーを担う人財のことです。各部支店における地域社会課題を率先して解決し、「CSV×DX」を実現に導く役割を担っています。入社以来、損害サービス部門に所属し、主に自動車保険の支払い業務に従事してきました。入社14年目に、自動車保険の支払い業務を担う釜石サービスオフィスのサービスオフィス長に就任。その間、イノベーション人財に選ばれて、テレマティクス保険を活用したさまざまな取組みを行ってきました。地方創生の取組みと連動した活動にも力を注ぎ、テレマティクスタグイベントの実施や同イベントでの安全運転講習会の開催、また罹災証明申請サポートを市役所に打診する取組みなども行ってきました。

元々、イノベーション人財制度が立ち上がる前から、先進技術の活用やDXへの関心がありました。入社したばかりの頃も、「ドライブレコーダーが早く普及すれば、交通事故も円満に解決できるのでは」と思っていました。当社がBIG社*を買収して、テレマティクス自動車保険に力を入れ始めた頃から、私は当社の目指す方向性に共感すると共に、強い関心を抱いてきました。テレマティクス保険は本当に素晴らしい、大きな可能性に満ちた商品だと思っています。イノベーション人財に選ばれたことで、自分が目指していた方向性をさらに加速することができたと思っています。また、いつかチャンスがあれば、さらに広い視野からDX活用を学びたいと思っていました。こうした経緯で、今回、海外研修に派遣されることになりました。

※英国テレマティクス自動車保険の大手

郷 智洋

QUESTION 02

海外派遣研修先ではどんな仕事に従事していますか?

今回、私が派遣された先は、イギリスのAioi R&D Lab-Oxfordという研究機関です。この研究機関は、当社とオックスフォード大学発のスタートアップ企業Mind-Foundry社との共同出資により設立されたものです。Mind-Foundry社はAI開発に強みを持つ企業です。私のミッションは、AIを使い、社会課題の解決につなげられるような新しい商品やサービスを研究・開発し、当社のCSV×DX取組みを牽引することです。

現在、私は大きく3つの業務に関わっています。一つは新規プロジェクトの探索、企画立案、新規立ち上げ。毎週、定例でアイディアミーテイングを実施し、新規プロジェクト立ち上げを模索しています。自ら社内関連部署や顧客企業に相談したり、相談を受けたりしながら、新商品企画を検討しています。二つ目が進行中のプロジェクトのサポート業務。現在、損害サービス部門と親和性の高い「保険金不正請求検知」関連のプロジェクトに複数参画しています。日本側とMind-Foundry社と打ち合わせをしながら、プロジェクトの進行をサポートしています。三つ目が情報収集・ネットワーキングに関わるもの。将来的な協業や当社プロダクトの販売ができるような関係構築を目指して、日系企業向けのネットワーキングイベント等に参加したりと、海外人脈の構築を図っています。

郷 智洋

QUESTION 03

海外派遣研修先ではどんなことを学び、今後に活かしたいですか?

派遣されてから時間がたつにつれ、少しずつ手応えを感じ始めています。当初は勝手が分からずなかなかアイディア出しや企画立案ができませんでしたが、徐々に私なりの提案ができるようになりつつあります。目下の目標は、「自分発のプロジェクト」を立ち上げることです。自らの発案で立ち上げたプロジェクトでは、自分がプロジェクト・マネージャーとして進めていく形になっていますので、早くプロジェクト・マネージャーとして一つのプロジェクトを進めていきたいですね。ここでの業務はプロジェクト単位で動いていますので、プロジェクトを進める上でのスキルといいますか、周囲を巻き込む力、細部を詰めプロジェクトを推進していく力などはぜひ、学んでいきたいと思っています。

入社以来、損害サービス部門一筋のため、自動車保険以外の分野に疎い点は、アイディア創出の上で課題感があります。その反面、一つの部門で長い経験と深い知識を培ってきたので、同領域のプロとしての自負があり、過去には保険金不正請求対策にも力を入れてきた経験も豊富にあるため、損害サービス領域のプロジェクトを進める上では、大いに役立っています。自分の強みは最大限に活かし、学ぶべきことは学び、多くの経験をすることで、自分の弱みも補っていきたいと思っています。過去の業務と現業務(R&D)の性質がまったく異なり、時差ありの仕事環境というのも初めてのことで、仕事の進め方、思考の仕方など難しさを感じることは多いですが、グローバルな視点を養うという意味でも、大きな経験になると思っています。

郷 智洋

QUESTION 04

社内や求職者の方へのメッセージをお願いします。

当社には、「こうしたい!」と思って行動したことを後押しする・チャレンジさせてくれる風土と制度があります。同じ職場でさらなる活躍をしたい、違う職場でチャレンジしてみたい、やってみたい、こうなりたい、ああなりたいなど、皆さん、いろいろな想いを持っているはずです。挑戦したいことがあれば、ダメで元々、まずは一歩踏み出してはいかがでしょうか。目標面談の場で話すことから始めてもいいと思いますし、職場の方に一言「こんな事をやってみたい」と話してみるのもいいかもしれません。会社にはどんな制度があるのかを調べることから始めてもいいですし、手挙げの研修等に応募してもいいと思います。私自身、社会課題の解決につながるような商品やサービスの企画に関わりたいという話をよく上司にしていました。まずは声に出して発することが大切で、そうしたことが現在につながっていると思います。

もう一つ、自分の業務や仕事を社会全体という観点から捉えていくことも大切ではないかと思います。会社の枠を超えて社会課題の解決という大きな視点で見ていくと、自分の業務の課題はなんだろうと深掘りしていくことができます。それから他の部署の取組みにも関心を持つことも大切だと思っています。他部署の取組みに関心を持つことで、会社の方向性を理解することができます。社会・地域の課題を会社がどう解決していこうとしているのかという視点を持ち、意識していくことが、自分がやりたいこと、挑戦したいこと、どうキャリアアップしていきたいかに自ずとつながっていくはずです。ぜひ、チャレンジ精神を持って、色々と取り組んでみてほしいと思います。

郷 智洋