被災された方からいただいた
おにぎりの味を忘れず、
お客さまの気持ちにより添う
サービスを実現したい。

松井 遼

北海道損害サービス部 札幌自動車サービスセンター(※取材当時)
2009年入社

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「私の未来」

いろんな経験を重ね、「営損連携」の推進に寄与したい。

自動車事故について、想像してみてください。追突、正面衝突、出会い頭、接触といった事故の形態から、十字路、T字路、直線道路、見通しがいいか悪いか等の道路状況、運転者や同乗者のケガの状態、物損はあるのか。事故の内容は、実に多様です。
そのため、損害サービスの仕事は、経験を積めば積むほど多くの事象に接することになり、多様な解決策が身につく。経験こそ力なのです。まだまだ一人前にはほど遠く、学ぶことはたくさんあります。
ただその一方で、そろそろ営業部門に異動して、代理店や法人のお客さまに対応する仕事も経験してみたいという気持ちもあります。「営損(営業と損害サービス)連携の推進」が、現在の当社の方針ですから、営業も知らないことには業務品質の向上は図れません。だからこそ、営業についても若いうちに厳しい現場を経験したいと思っています。
さらにその先には、職場全体をマネジメントできる立場に立ち、あいおいニッセイ同和損保という会社の組織のあり方を、自分の手で作り出せればと夢見ています。

保険の持つ社会貢献性を、
もっとも実感できる仕事。

何事に対しても慎重に対処するというか、臆病なところがあるほうなので、つねに失敗してもダメージが少なくなるよう、性格的には「保険を掛ける」タイプ。会社選びの際も、そんな自分に保険会社はピッタリなのでは?と、自分自身の性格と損害保険会社に抱いていたイメージで決めたところがありました。もちろん最終的に決断する際は、保険の持つ社会貢献性、ビジネスと個人の生活そのどちらにも欠かせない存在であり、仕事として十分やりがいがあるという点が、決定打となりました。
入社し、損害サービスという仕事に携わるようになってからは、その判断が間違いでなかったと、強く実感しています。なかでも東日本大震災は、その代表的な出来事であり、私にとって一生忘れない体験となりました。震災の翌月には、仙台のサービスセンターに全国から若手社員が集まり、津波で流されたり地震で倒壊したりした家屋などの損害を調査する業務にあたりました。

被災された方々と
直接ふれあうことで
使命感が増した。

東日本大震災時にも、事故対応は基本的に電話で行ったのですが、通信インフラも十分回復していないので、直接足を運ばなければならないケースも多々ありました。土台だけ残しただけのご自宅などを拝見しながら、保険に関するお話をする。そのときのお客さまの辛さたるや相当だったはず。しかし、そんな状況にありながら、とても優しく接していただきました。お昼時に訪問したときは、非常用のおにぎりを「おなか減っているでしょ、食べなさい」と、私に差し出してくれる方がいたほどです。
そうしたお気持ちに何としてでも応えたい、できるだけ早く保険金をお支払いしたいと、寝る間も惜しんで対応しました。通常の生活を完全に取り戻したわけではないのに、保険金の支払いのめどが立てば、本当に喜んでくださる。そんな姿に接したおかげで、私たちは本当に重要な仕事をしているのだという実感がわいてきました。これからも、その意義と使命感を決して忘れずに仕事をしていこうと強く決意しました。

配属してすぐに
仕事を任されたことが、
成長をバックアップしてくれた。

私が入社した2009年当時は、全域型の新入社員全員、まずは損害サービス部門に配属されました。しかも私の場合は、配属直後から一人で、お客さまの事故対応を任されました。初めてお客さまと電話したときには、声が震えるほど緊張しました。とはいえ、具体的な処理の仕方など、なにもかも安易に教えてもらうのではなく、できる限り自分で調べるようにしていました。お客さまへの電話対応などは、周囲でバリバリやっている先輩の姿を盗み見て、自分なりの方法を身につけていきました。もちろん、本当に困ったときには、親身になってサポートしてくれる先輩たちが周りにいるからこそ、新入社員であっても思い切った仕事ができたことは言うまでもありません。
こうして当社の新入社員は、保険会社の仕事の魅力と苦労、その両方を深く実感し、同時に、法律関係などの知識を身に蓄え、マナーや思いやりの心、人間関係の築き方などを学びます。社会人としてのスタートを切るには、絶好の環境といえるでしょう。

PROFILE

松井 遼

2009年入社。入社以来現部署にて損害サービスの業務にあたる。配属当初は年次の近い先輩が少なく、経験豊富な先輩の仕事を見よう見まねで学んできたが、気づけば翌年から毎年新入社員が配属されてきて、今では多くの後輩ができた。そんな彼らの手本にならねばという意識が芽生えるとともに、仕事の課題ややりがいを共有できる仲間ができたことが、自らの成長にもつながっているのではないかと思っている。

座右の銘
「環境が人を作る」。
年を重ねるごとに人格は固まってくると思いますが、まだまだ自分を変えて、成長していきたい。
そのためにもいろんな環境に自分をさらして、刺激を受けたいと思っています。
自分を一言で表すと
心配性で、悪く言えばネガティブ志向かも。
しかし、それはある意味、慎重な性格ということであり、実際何事にも先手先手で対処しています。
今の仕事には向いているのではないでしょうか。
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