データサイエンティストとして、
保険の世界にどう貢献できるか。
チャレンジングな仕事のやりがい。

鈴木 もも

経営企画部 データソリューション室(※取材当時)
2018年入社

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「私の未来」

専門性をさらに高め、データサイエンティストとしての役割を果たす。

データソリューション室は2018年に新設された新しい部署で、当社が持っている膨大なデータを利活用し、今後のビジネスに役立てていくことが大きなミッションです。これまで本社・営業・損害サービスの各部門と連携しながら、いくつかのデータ分析プロジェクトを立ち上げてきましたが、社内においてはまだデータソリューション室の認知度は低く、浸透していないのが現状です。
今後は、データソリューション室の存在意義を浸透させ、利活用可能なデータを発掘していくことと、各部門との関係性をより強化し、さらにビジネスに貢献していけるようなプロジェクトを実行していけるようになることが目標です。将来的にはデータサイエンティストとしての専門性を高めていくことを目指していますが、そのためには各部門の業務知識が不可欠です。さまざまな分野を経験した上で、再度、データサイエンティストとしての役割を果たしていくことが理想です。

プロジェクトマネジメントと、
データサイエンティストの採用。
重要な2つの業務を担う。

技術が急速に進化するなかで、企業が持つ膨大なデータをどう活用していくかは、今後のビジネスを考え、成長させていく上で重要な要因の一つになっています。それは、当社においても例外ではありません。これまでに培ってきた膨大なデータをどう扱い、活かしていくか。その鍵を握るのがデータソリューション室です。
そのなかで、私は2つの役割を担っています。一つは、各部署と連携しながらプロジェクトを立ち上げ、要件定義や企画、推進、分析結果のビジネス接続といった、プロジェクトマネージャーとしての幅広い業務。もう一つはデータサイエンティストの新卒採用業務です。データサイエンティストは、アクチュアリーと同様に専門性が求められます。私はインターンシップやセミナーなどのイベント運営や選考面接をはじめとする採用全般に携わっています。2020年から新卒採用をスタートし、すでに新入社員も入社しています。今後もデータサイエンティスト採用は力を入れていく分野になりますので、良い学生との出会いを期待しながら、当社の魅力発信にも力を注いでいきたいですね。

分析側とビジネス側の間に立ち、
円滑にプロジェクトを運営することで、
分析結果を効果的なビジネス活用へつなげる。

プロジェクト案件では、関係する部署からメンバーを募り、分析結果を適用する業務やその課題の理解・整理を行い、分析設計をしていきます。適用先となる部署に対して、分析の方針や結果について説明し、理解を得ることで、より効果的にビジネスに活用していくことが何よりも重要になります。分析側とビジネス側(適用先の業務)の間に立って仕事をすることが多く、双方の事情を的確に把握・理解し、プロジェクトを円滑に進め、効果を最大限に発揮できるように努めています。プロジェクトを推進していくなかで、分析側とビジネス側の意見が対立してしまうようなことがあります。これは、分析側はデータの量や品質、実現性、処理の効率性などを重視し、ビジネス側はデータや分析の事情などとは関係なく成果物の品質を追い求める為に起こります。その際、どちらかの意見を、対立側が表面的理解のみで腹落ちしないまま採用してしまうと、イメージしていた成果物に及ばない、もしくは全く違ったものができてしまうようなこともあります。そのような事態を防ぐ為にも双方の事情を理解し、意見の対立が起こった際にはお互いの主張を整理し、状況に応じた優先順位付けを行い最適な折衷案を提案することで、様々な制約条件下での最善の成果物を作ることを目指しています。

今後、ますます重要性が高まる
データサイエンティスト。
データ分析が、ビジネスに活かされた時のやりがい。

社内において、データサイエンティストの役割はまだ浸透しておらず、過度に期待をされてしまったり、データサイエンスでの解決が難しい課題を持ち込まれてしまうこともあります。また、データ分析プロジェクトは、やってみなければ分からないという側面が強く、最終的にビジネスに貢献できる企画はほんの一握りに限られています。そんななかで、分析メンバーやビジネス側の人たちと協力しながらプロジェクトを完遂し、実際に分析結果が業務に活かされたときには、大きなやりがいを感じます。
また、データサイエンティストとして、保険の世界にどのような貢献ができるか、その大きな可能性を考えることにも、面白さを感じています。データサイエンスは、今、最も発達している分野ですが、データサイエンティストには情報処理やAI、データベース、統計学などの技術的スキルだけではなく、業務知識やコミュニケーション力、クリティカルシンキングなどのビジネススキルも求められます。今後もさまざまなことに積極的に挑戦することで、幅広い知見と経験を蓄え、保険業界の大きな発展に寄与することが、私のモチベーションの源泉です。

PROFILE

鈴木 もも

2018年入社。イギリスの大学で数学と統計学を学ぶ。大学時代からアクチュアリーに興味を持ち、就職活動では損保業界を中心に見てまわる。あいおいニッセイ同和損保のインターンシップで、担当役員より、これからデータ分析に注力していく話を聞き、興味を抱くとともに大きな期待を感じ、入社を決めた。入社後2カ月の研修を経て、2018年6月に新設されたデータソリューション室へ異動。

座右の銘
「融通無碍」。
一つの見方、考え方に捉われるのではなく、自由自在に物事を見て、考え方を変え、よりよく対処していくことを大切にしています。これはデータサイエンティストとしても欠かせない要素だと思いますし、自分自身も最も大切にしていることです。
自分を一言で表すと
「はたらく怠け者」。
私は基本的に怠け者です。
なにか物事を行う時には、少しでも効率よく行い、時間や労力を節約する隙はないかと考え、その為には必死に努力します。
その自分の性格を利用して、効率化に必要な適格な判断力、実行力、マネジメント能力を身につけ、
仕事に活かしていきたいと思っています。
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